無職の間に親孝行を・・と思い、帰省。実家にて両親と合流し、温泉へ。
ついでに義実家にも孝行するかと思い、行き先は新潟県。両家を満足させるコースを考えた。私は完全に運転手兼ツアーガイドなので思い出、写真もあまりなく、旅芸者として奮闘した3日間であった。食べ物の写真もない。旅行中にあったショックな出来事だけ記して、この日記は終わり。
瀬波温泉での事。大浴場からの夕日が沈む様子が綺麗ですよと言われたので、チェックイン後にすぐにお風呂へ。母とは別部屋なので各々で行くことにした。脱衣室へ到着するも見渡しても誰もいない。母は準備に時間がかかるので、私が先かと思いながら服を脱ぎ、風呂場へ。先客で一人、おばあさん(夕日でよく反射して見えない)。そのお婆さんが急に「XXXXXXXXXXXXXXXX」と話しかけてきた。げ、めんど!と思い、会釈だけして一番遠い洗い場へ。耳の調子が悪くてはっきり聞き取れずだったが、雰囲気的に文句を言われたような気がした。温泉が私好みではなく、母もいないし、どうしたもんかと思いながら風呂から出た。部屋へ戻り、夫に変なお婆さんに話しかけられるし、大変だったわと話す。
夕食時、私たちの部屋に食事を用意してもらい、私の両親と一緒に食べる。母に「お風呂はまだ入ってないの?」と聞く。すると、「何言っているの、一緒に入ったじゃない」と。ん?
「いや、いなかったよ」というと、母が先に入っていたらあなたがきたから「隣空いているから座れば?」と声をかけたら会釈だけして怖い顔で立ち去ったのよ」と。ん?
あのおばあさんが母?!え!実の親に気づかないの?え!と非常に困惑。
母に「変なおばあさんに話しかけられたと思って逃げたんだよ。本当にお母さん?」というと、「そうよ!全く機嫌が悪いと思って、それ以上は話しかけずにお母さんも湯船使って出たのよ」という。娘の私は老いた母に気づかず、しかも私自身も突発性難聴をしてから、人との会話でたまに聴こえない時もあり、母の老いと自分の老いをダブルパンチで感じた夜だった。